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Dell PowerEdge Diagnostics の GUI モードでの実行
Dell PowerEdge Diagnostics バージョン 2.9 ユーザーズガイド
本項では、Dell PowerEdge Diagnostics をグラフィカルユーザーインタフェース(GUI)モードで実行するためのステップごとの手順を説明します。
診断テストの実行
診断テストを実行するには、次の手順を実行してください。
- アプリケーションを起動します。
- 左側の 診断の選択 セクションで、選択オプション ドロップダウンメニューから適切なオ
プションを選択します。
- 接続別グループ オプションを選択すると、接続がノードとして表示され、対応するデバイスとデバイスが各接続の下に表示されます。
- デバイス別グループオプションを選択すると、システムデバイスがリストされます。各デバイスに対して使用可能なすべてのテストが、デバイスの下に表示されます。
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メモ:デバイスがグレーで表示される場合、デバイスに使用できるテストはありません。このデバイスの設定情報は、構成 タブに表示されます。 |
- テスト別グループ オプションを選択すると、使用可能なテストがすべてリストされ、対応するデバイスが各テストの下に表示されます。
- 実行したいテストに対応するチェックボックスを選択します。
右側の 診断情報 セクション内にある 選択されたテスト タブには、現在選択されている診断テストがリストされます。テストを実行する をクリックし、選択されたテストを実行します。
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メモ:非重要エラーが発生したテストを選択すると、警告 行に非重要アイコンが表示されます。アイコンをダブルクリックすると、テストの警告が表示されます。 |
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メモ:テストはキューに追加され、選択された順番に実行されます。テストのキュー待ちを停止するには、キュー待ちの診断テスト ウィンドウ上の 停止 ボタンをクリックします。 |
- テストの実行ステータスをモニタするには、状態 タブをクリックします。
- 実行中のテストを中止するには、テストを右クリックし、中止 を選択します。すべて中止 を選択すると、キュー待ちのテストがすべて停止します。
- 実行中のテストを一時停止するには、テストを右クリックし、一時停止 を選択します。
- 一時停止したテストを再開するには、テストを右クリックし、再開 を選択します。
結果 列内のアイコンは、各テストの状態を示します。
進行中 アイコン(
)は、現在テストが実行中であることを示します。
中止 アイコン(
)は、テストが中止されたことを示します。
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メモ:一部の診断テストは、中止 オプションをサポートしません。準備完了 状態のテストは、中止できます。実行中 状態の場合、中止 オプションがサポートされているテストのみ中止できます。表 4-1 を参照してください。 |
一時停止 アイコン(
)は、一時停止され、後で再起動可能なテストを示します。
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メモ:一部の診断テストは、一時停止 機能をサポートしません。表 4-1 を参照してください。 |
OK アイコン(
)は、テストが正常に実行され、エラーが発生しなかったことを示します。
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メモ:中止 / 一時停止 / すべて中止 オプションは、キューが完了してから数秒間しないと使用できません。すべてのキュー待ちテストにおいて中止 / 一時停止 / すべて中止オプションを使用できるようにするには、表内の 状態 列に値を入力する必要があります。 |
非重要アイコン(
)は、テストの実行時に非重要エラーが発生したことを示します。
重要 アイコン(
)は、テストに失敗したことを示します。
- 結果 タブをクリックすると、テストの実行結果に関する簡潔な説明が表示されます。結果 列
には、テストの結果に関する簡潔な説明が含まれます。行内の任意の場所をダブルクリックし
て、特定のテストの詳細を表示することもできます。テストの詳細は、ポップアップウィンド
ウとして表示されます。例えば、テストの実行中、アプリケーション内で非重要エラーが発生
すると、結果 列にエラーの原因に関する簡潔な説明と必要な処置が表示されます。
テスト実行の設定
高速アルゴリズムを使用してテストを実行するよう、テスト実行の設定を行うことができます。次の手順を実行してください。
- 診断の選択 セクションで実行したいテストを選択します。
- 診断情報 セクションで 選択されたテスト タブをクリックします。選択されたすべてのテスト
が表示されます。
- 下部の 診断オプション セクションで クイックテスト チェックボックスを選択します。選択
されたテストのいずれかに対してこのオプションが使用可能な場合、このモードでテストが実
行されます。
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メモ:一部のテストでは、クイックテスト 機能がテストモードとしてサポートされていません。ごく少数のテストに対してのみ、この機能がサポートされています。サポートされるテスト機能については、表 4-1 を参照してください。 |
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メモ:クイックテストモードでエラーがレポートされなくても、テストされたハードウェアに問題があると思われる場合は、クイックテストモードをクリア(選択解除)して、再度同じテストを実行することをお勧めします。 |
- パスの数 オプションを使用すると、実行したいテストの回数を指定できます。最小値は 1 で、
最大値は 20 です。
表 4-1 は、中止、一時停止、およびクイックテストのテスト機能の一部またはすべてをサポートするテストをリストしたものです。
表 4-1. 中止、一時停止、およびクイックテストをサポートするテスト
テスト
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デバイス
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中止
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一時停止
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クイックテスト
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Hayes 標準 コマンドテスト
| モデム
| X
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Hayes 拡張コマンドテスト
| モデム
| X
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|
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S レジスタテスト
| モデム
| X
|
|
|
エクササイザ読み取りテスト
| CD/DVD ドライブ
| X
| X
| X
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リニアシークテスト
| ディスケットドライブ
| X
| X
| X
|
ファネルシークテスト
| ディスケットドライブ
| X
| X
| X
|
読み込み書き込みテスト
| ディスケットドライブ
| X
| X
|
|
Adaptec アレイディスクテスト
| ハードドライブ
| X
|
| X
|
LSI アレイディスクテスト
| ハードドライブ
| X
|
| X
|
IDE ハードディスクテスト
| ハードドライブ
| X
|
| X
|
SCSI ディスクテスト
| ハードドライブ
| X
|
| X
|
Adaptec RAID コントローラハードウェアテスト
| RAID コントローラ
| X
|
|
|
LSI RAID コントローラハードウェアテスト
| RAID コントローラ
| X
|
|
|
POST 結果テスト
| DRAC
| X
| X
|
|
テープメディアテスト
| テープドライブ、オートローダ、およびライブラリ
| X
| X
| X
|
テープセルフテスト
| テープドライブ、オートローダ、およびライブラリ
| X
|
|
|
テープチェンジャーのスロット間テスト
| オートローダおよびライブラリ
| X
|
| X
|
スロットからドライブへのテープチェンジャーテスト
| オートローダおよびライブラリ
| X
|
| X
|
スロットから IE へのテープチェンジャーテスト
| オートローダおよびライブラリ
|
|
| X
|
ディスク自己テスト
| SAS ドライブおよび SATA ドライブ
| X
|
| X
|
コントローラのログテスト
| PERC 5/i 内蔵、PERC 5/i アダプタ、および PERC 5/E アダプタ
| X
|
| X
|
エンクロージャのログテスト
| PowerVault MD1000
| X
|
| X
|
Phy の整合性テスト
| PowerVault MD1000
| X
|
| X
|
ディスク点滅テスト
| SAS ドライブおよび SATA ドライブ
| X
|
|
|
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メモ:Dell Remote Access Controller(DRAC)の診断テストを実行するには、システム上に RAC ソフトウェアコンポーネントが存在する必要があります。詳細については、DRAC ユーザーズガイドを参照してください。 |
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メモ:テープメディアテストは、LTO-4 ドライブ上で 中止 オプションをサポートしません。 |
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